青春18きっぷの “裏ワザ的” 利用法
JRの普通列車が乗り放題になる年齢制限なしのフリー切符「青春18きっぷ」が利用できるのは、春・夏・冬の3シーズン。
1枚は5回分で1万1850円、すなわち「2370円で1日乗り放題」×5(実際には、1枚の切符にスタンプを5回押してもらう)の “めっちゃお得な切符” ということは、ご存知の方も多いでしょう。
そして今回ご紹介するのは、そんな青春18きっぷを使ってオトクに韓国に行く方法。とくに難しくない「知っているだけで旅行の幅が広がる知恵」ですので、ぜひ覚えておいてください。それでは、さっそく詳しく説明します~~!
韓国往復で9000円!?
関釜フェリー
結論を先にざっくり言ってしまうと、「青春18きっぷ」を持っていれば、韓国・釜山(プサン)往復フェリーチケットを9000円で購入できます。韓国往復9000円は安い……バスで国内旅行するレベルの安さです。
激安チケットを扱っているのは、山口県下関市の『関釜フェリー』。2017年3月から青春18きっぷ利用者を対象としたキャンペーン「青春18きっぷ旅 大応援キャンペーン」を実施しています。
区間・船室等級
「下関―釜山」間の2等室運賃が半額……!
まずは、キャンペーンの適用区間を確認します。適用外となる区間も要チェック。
- 下関 → 釜山(片道)〇
- 下関 ↔ 釜山(往復)〇
- 釜山 → 下関(片道)×
下関~釜山航路で運航するフェリー「はまゆう」「星希」の2等旅客運賃が50%割引(片道大人9000円 → 4500円)になります。釜山から下関の片道は「適用外」となるので要注意。
等級差額を支払えば船室の変更も可能
なお、等級差額を支払って、船室のグレードを上げるのもOK。たとえば、片道3500円を払えば1等室に。差額を確認するための基本運賃表はこちらです。
- 1等片道1万2500円 → 8000円
- 特等片道1万8000円 → 1万3500円
また、割引運賃で購入できるのは、下関港関釜フェリー窓口のみ。1等船室・特等船室を定員を下回る人数で利用する場合は「船室貸切料金」が別途必要。
割引適用者は、期間中に有効な「青春18きっぷ」を持っている方(代表者)を含め、18きっぷ1冊(1枚)につき5名まで割引対象となります。
キャンペーン期間
青春18きっぷ利用可能期間と同じ
つづいてキャンペーン期間を確認すると……割引適用期間は、「青春18きっぷ利用可能期間」と同じ。
たとえば、2018年冬シーズンなら、「2018年12月10日~2019年1月10日」となります。
ただし、12月30日~1月3日はフェリーの運休日なので要注意。割引除外日として設定されています。
今後、国際旅客観光税が別途必要となる
なお、2019年1月7日の下関発便より「国際旅客観光税」が別途必要。こちら調べてみたら、出国1回につき1000円かかるそうです。
予約は必須
まずは電話で予約
乗船予約方法は簡単。電話で名前・性別・生年月日・パスポート番号(申請中の場合は「申請中」で大丈夫)とともに「青春18きっぷ大応援割引」を利用することを伝えればOK。
繰り返しになりますが、チケット購入時には「青春18きっぷ」を掲示する必要があります。
運航ダイヤ
フェリーがホテル代わりになる
で、とても重要なのが運航ダイヤ。関釜フェリーによると、下関発は19時45分発で、釜山着が翌日8時。復路の釜山発は21時、翌日7時45分に下関に到着。
つまり、朝から晩まで釜山に滞在できます。移動 & 宿泊をフェリーにすれば旅行気分はMAX。学生は社会人はもちろん、家族旅でも良い思い出となるでしょう。
青春18きっぷで下関駅へ
組み合わせ方は色々
大阪方面から「青春18きっぷ」で下関に行くなら、姫路や広島も楽しんでから行くのもあり。姫路城はキレイになったばかりで見応えありますよ~。こちら撮影場所は、姫路駅から7~8分歩いた場所にある「イーグレ姫路」の屋上から。
また九州方面と組み合わせるのもあり。こちらはソフトバンクホークスの本拠地「ヤフオクドーム」。
いずれにしても、目指すは「下関駅」となります。機会があれば、ぜひ「青春18きっぷ」と「関釜フェリー」を利用して、お得にプチ海外旅行を楽しんでみてください!
参考リンク:関釜フェリー「青春18きっぷ旅 大応援キャンペーン」
おまけ(旅の必需品を紹介)
青春18きっぷ旅の必携アイテム
ここからはチョイ余談になりますが、こちらは私が仕事でもプライベートでも持ち歩いているモバイルバッテリー。写真を撮ったり、音楽を聴いたり、旅先の名物を調べているうちにスマホのバッテリーはすぐ消費してしまいます。“Amazon人気ナンバー1” でオススメです。
つぎに、私が愛用しているカメラはこちら。海外出張時にも使っている防塵・防水のデジカメですが……とにかくタフ。雨にもホコリにも全く動じないタフなカメラで旅の記録を残してみてはいかがでしょうか。
最後に紹介するのも旅の必需品「速乾タオル」。移動が多い旅行の場合、濡れたタオルをカバンに入れたままにするのはちょっとビミョー。ということで、私は速乾タオルを持参しています。かなり重宝しますよ~!
──ということで、お得な旅を最大限楽しむ方法もオマケ的に紹介しました。ぜひ参考にしてみてください!
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