布袋駅から徒歩約10分
大仏といえば、奈良や鎌倉の大仏がメジャーです……が、実は日本各地には個性が豊か過ぎる大仏が存在します。なかでも有名なのが、愛知県江南市の「布袋大仏」。
何やら怪しい表情をしていますが、こちらの大仏、コンクリート製で高さが18メートル。あの日本を代表する、奈良県の東大寺盧舎那仏像(とうだいじるしゃなぶつぞう)より2m高いらしい……スゴイことになっています。
しかもなんと、布袋大仏は個人が建立・所有している日本最大級の大仏であります! のっぺりとした表情がどこか頼りなさげではありますが、民家の中にドーン! は、いくら何でもヤバ過ぎる。
実は私、以前この近所に住んでいたため、個人的には「ごく普通の光景」だったのですが、今、あらためて写真を見ると……
ヤバ過ぎますね。違和感が強烈すぎて “間違い探し” みたいな光景になっています。
夢のお告げ
ちなみに、この布袋大仏、完成したのは1954年。当時、名古屋市で鍼灸師をしていた前田秀信さんが “夢のお告げ” に従って1949年に大仏の建立をスタートし、約5年間で完成させたと言われています。え、大仏ってそんなに早く完成するの?
てかアレですね、奈良や鎌倉と比べたら歴史が浅いかもしれませんが、建立してから約65年が経っているんですね。地元では完全に町のシンボルと化していますが、全国的にはまだまだ無名の存在です。
建立時の方向性とは違うかもしれませんが、珍スポット愛好家の方々が集結する聖地となって、さらに認知度が高まればいいですね。ちなみに大仏の台座部分には「大佛治療院」なる治療院が併設営業していますよ~。
夕暮れ時がオススメ
ちょい余談ですが、個人的には夕暮れ時に、電車と一緒に大仏を撮影するのがオススメ。通好みの意味不明な写真を撮ることが可能です。
もちろん昼でもOK。電車と撮影をしていると、だんだん布袋大仏の顔が「きかんしゃトーマス」に見えてくるでしょう。
ちなみに昨年、ネットで話題になったのが「サングラスをかけた布袋大仏」。踏切の信号がバッチリ目の位置と重なってサングラスとなっています……そんなトリック今まで気がつきませんでした。スゴイな~。
グラサン大仏こと布袋の大仏様周辺の桜、今が見ごろです! pic.twitter.com/8Qhm1z5I5j
— 豊川のおぐりん (@Kiha85Nanki) 2017年4月12日
大仏の場所
ちなみに大仏の目の前を走っているのは、名鉄・犬山線の電車です。大仏の場所は、布袋駅から徒歩約10分。
あまりにも目立っているため迷うことはないと思いますが、もし万が一迷った場合は、地元の人に「大仏はどこですか?」と尋ねてみてください。きっと即答してくれるでしょう。
──というわけで今回は、愛知県江南市の「布袋大仏(御嶽薬師尊)」を取り上げてみました。なお、年末年始や花見の時期にはライトアップもされるので、興味がある方はぜひ足を運んでみてください。
きっと教科書には載っていない大仏の新たな魅力に気がつくと思いますよ~~!
大仏について
名前:布袋大仏(御嶽薬師尊)
住所:愛知県江南市木賀町大門135
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