珍スポットの聖地
一風変わった観光地のことを「B級スポット」もしくは「珍スポット」なんて呼んだりします。なかでも最強クラスとして名高いのが、石川県小松市の「ハニベ巌窟院」なのだとか。
なんでも迫力・オーラがあり過ぎて近寄りがたいという噂ですが、先日、石川県に立ち寄った際にパパッと行ってみたら……色々見応えバッチリだったので詳しく紹介します。
ハニベ巌窟院
場所・入場料金・営業時間
石川県小松市
金沢駅エリアから車を走らせること約45分ほどの距離にある「ハニベ巌窟院」。入場料金は、大人が800円で、小人(小・中・高校生)は500円。団体割引(20名以上 or 100名以上)も一応アリ。
そして、営業時間は2パターン。以下の通りです。
4月~9月 | 9時~17時 |
10月~3月 | 9時~16時 |
15mの大仏がお出迎え
迫力あり過ぎ
さて、のんびり田舎道の中に突如、現れる「ハニベ巌窟院」ですが、とにかく衝撃的なのは入口目の前にいる巨大な大仏。こちら “肩から上” の像で、高さは約15m。ちゃんと完成させると約33mになるそうです。デカ過ぎですね。
入場料を払って中に入ると、あらためて「ハニベ大仏」の迫力が……! ちなみに大仏の下には、水子供養のお堂があります。
謎多きエリア
供養堂の先には……
さて、供養堂を通り過ぎ、階段を上って散歩気分でブラブラ進んでいくと……なんか色々います。
──で、さらに奥にある階段を上っていくと……今度は「涅槃像(ねはんぞう)」が!
とても穏やかに寝ているのですが、なんというか “公園のベンチで寝ている感” がスゴイですね。サイズは6mとのこと。
地獄エリア
洞窟内へ
つづいてメイン「究極の地獄」に行く……前に、空海や親鸞、日蓮や蓮如らの像をチラ見。ちなみに、願い事を書いた素焼きの皿を箱(聖函)めがけて投げる「願皿」なるアトラクションもあり。かなりのカオス……そして地獄へ。
メインの巌窟院は、全長約150m。ちゃんと案内があるため迷う心配はなし。セクシーなインド彫刻をはじめとする意味不明な作品群の奥に……たしかに地獄はありました。
ちなみにコチラは、馬頭(メズ)という地獄の門番。
そして登場したのは「鬼の食卓」。暗闇で赤鬼がめっちゃこちらを見ています。説明文によると、メニューは「目玉の串刺し」「耳と舌の甘煮」「人血酒」など……怖すぎます。
その他にも「さらし首になっている人」や「食べ物を粗末にした罪で、餅つきの杵(きね)で鬼につかれている人」などなど……生きているうちに罪を犯した人間の像が、数多く展示されていました。
親子二代で……
世界平和や人類反映を願っている
今回ご紹介した「ハニベ巌窟院」は、彫刻主で初代院主の都賀田勇馬氏と二代目・伯馬氏によって手がけられたそうです。数々の仏像は「世界平和」や「人類繁栄」を願って作られたのだとか。
開洞は1951年、今なお進化を続けているらしい。たしかにカオスではありますが、逆に宗派を問わず誰でも参拝可能……のような気がしますので、近くに来る機会があれば立ち寄ってみてください。33mの巨大大仏が完成する日も近いかも。
とにかく見応え抜群の珍・観光地でした。
※ハニベ巌窟院の公式サイトはコチラ
住所等おさらい
ハニベ巌窟院
住所:石川県小松市立明寺町イ1番地
時間:4月~9月:9時~17時 / 10月~3月:9時~16時
拝観料:大人800円 / 小人500円(小・中・高校生)


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